武田信玄公の御生涯に深い敬慕の念を抱いている、管理人・大膳大夫カツヤの徒然なる日記を紹介致します。


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信玄公コレクションvol 5 「思索に耽る信玄公」

長らくブログが滞りました…
目の回るような忙しさで、先日は疲労の為に職場で倒れてしまいました(苦笑)
モチベーションを上げる為に、以前から目をつけていた浮世絵を購入!
今日はその作品を紹介します。
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落合芳幾作 「太平記英雄伝・武田信玄」

作者の落合芳幾(おちあい よしいく)は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師、有名な歌川国芳の門下生でした。

今回紹介する武田信玄公の浮世絵は、彼が慶応3年(1867)=【江戸幕府が滅びた年ですね】に発表した「太平記英雄伝」というシリーズの中の1枚です。

「太平記」とは、実は秀吉の立身出世物語『太閤記』のことなのです。当時の徳川幕府の取り締まりを恐れてあえて「太平記」という当て字を使用しているのですが…よく見てみるとタイトルのデザインは秀吉のシンボルである瓢箪を象ったものであり、この物語が秀吉のものであることを暗示しています。「太平記英雄伝」は、そんな秀吉の物語の中に登場する戦国武将たちの姿を1枚1枚浮世絵にして仕上げたシリーズものです。

我がヒーロー武田信玄公は、秀吉にとっては主君・織田信長を脅かす最大の敵役ですね。f0022982_13463488.jpg

この作品に見える武田信玄公の姿は、紺糸威の鎧の上に緋の法衣をまとい、信玄公のトレードマークである「諏訪法性兜」を戴く定番中の定番の姿!手には軍扇。従者を従え物思いに耽る信玄公の表情は智謀百出の名将であることを彷彿させます。また、その信玄公の背後からユーモラスな表情で上空をうかがう従者の表情が愛らしい(笑)

緊張感あふれる信玄公と愛らしい従者の表情との対比が、この作品を面白いものにしてくれているように私は感じます。

私はこの浮世絵を初めて見たときに、心惹かれるものがありました。信玄公の表情が、数ある信玄公の浮世絵の中で、私が抱いている「武田信玄公のイメージ」に非常に近いものであるように感じたからです。豪胆にして繊細、繊細にして深く…見方によれば、悲しみをたたえているようにも見える。

多くの悲劇や悲しみと向き合いながらも、決して逃げることなく果敢に立ち向かわれた信玄公。その人柄に対する評価は多岐にわたるものの…その生涯に多くの人が惹かれてしまう理由。それは、信玄公が「心から士を愛したこと」に来ていると思います。士に対する深い思いやり、公平さ…そして国主として徹底的に「自己」を滅した苛烈さ、そこからにじみ出る弱さと優しさ。。。そんなものが、この浮世絵の表情にはにじみ出ているように感じたのです。あくまでも私個人の主観によるものですが…皆さんはどう思われます???

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by takedasikon | 2012-02-18 13:53 | 信玄公コレクション